ハラガケガメ(凶暴なカメ)の水換え方法
凶暴な水生生物(爬虫類)の飼育を検討されていて、日々のお世話の仕方を知りたいと言う方向けに書かせていただきます。
今回は、観賞魚飼育管理士の資格を持つ、私の家で飼育している、飼育歴3年のハラガケガメ水槽メンテナンス方法をご紹介したいと思います。
ハラガケガメとは
爬虫綱カメ目ドロガメ科ハラガケガメ属に分類されるカメで
全長 …15〜18cmほど
体 …巨頭化(頭が大きくなる)
生息域…水生カメで、陸に上がることは少ない
特徴 …飼い主であろうが容赦無く噛み付いて来る。
以下、凶暴さが分かる動画です。
飼育方法(水換え編)
我が家では月に一度これから紹介する水換えを行っています。
①ハラガケガメの隔離
水槽のなかにそのまま手を突っ込むと間違いなく噛み付かれ危険な為、まずはじめに隔離を行います。
隔離の仕方は、魚用のネットや隔離用の容器を使い、手を水中に入れない様に行います。
隔離された後。
ついでに甲羅干し(日光浴)
甲羅干し(日光浴)
基本的なカメは、太陽光を甲羅に当てることによって甲羅が丈夫で健康になります。
甲羅に発生する病原菌を殺し、直射日光によりカルシウム生成を行い甲羅が厚く硬くなります。
今回のハラガケガメは普段から水中メインで生活している為、日光浴はさせなくてもバランスいい餌を与えていれば大丈夫です。
する際の注意点としては、目を離すと容器が高温になっていることがある為、日陰で行うことが推奨です。
また、ガラス越しにすると、ガラスが紫外線を90%カットしてしまう為、ガラスを通さない様にしてください。網戸越しが推奨です。
フィルター掃除
フィルターのスポンジを掃除
カメに噛み付かれボロボロになっています。
ロカマットの掃除
ベアタンクとなっている為、水槽のなかでそのまま濾過材を濯ぎ洗いします。
※水道水で洗うとバクテリアが死滅します。
使っているフィルターはこちら
掃除すると水槽内はこんな色に、、
水抜き
クリーナーポンプを使い、水を半分ほど排水します。
水を入れる
バケツに水道水を組み、カルキ抜き、バクテリア材を入れ、水を入れていきます。
フィルター・ヒーターの作動
電気を入れしばらく水を回します。
水温がカメに適した温度になっているか確認します。
水温 26度〜29度の間
20分ほど回すと以下の様に綺麗になりました。
生体を水槽に戻す
以上で簡単ですが、我が家の水換え方法でした。
我が家では、
45cmスタンダード水槽
カメ1匹
ベアタンク
スリムフィルターL
の環境で飼育しており、
水換えは1ヶ月〜2ヶ月に一度です。
水換えをしていなくても透明度は高く、臭いもありません。
少しでも参考になればと思います。
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